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信頼につながる資格
組み込みエンジニアが目指したい資格とは
ITエンジニアの仕事をするために必ずしも資格が必要になるわけではありませんが、転職時には資格があった方が有利になる場合があります。IT資格には様々な種類がありますが、組み込みエンジニアとして持っておきたい資格とはどのようなものでしょうか。ここでは3つの資格についてご紹介していきます。情報処理技術者試験
IT資格の中でも有名なのが、情報処理推進機構が運営する「情報処理技術者試験」です。この試験は、経済産業省認定の国家試験で、この試験に合格すると情報処理技術者として一定水準以上の能力を持っていると認定されることになります。情報処理技術者試験は、基本的な試験から応用的な試験まで12の区分があり、それぞれのレベルやニーズに合ったものを選択して誰でも自由に受験することができるようになっています。試験は、随時実施されているものと年1回、年2回のものがあるので、受験したい試験の実施予定を確認して計画的に準備しましょう。- 情報処理推進機構
- 情報処理技術者試験は自身の能力や評価が分かるだけでなく、他の試験の一部免除が受けられることもできるなどメリットもたくさんあります。
ETEC(組込み技術者試験制度)
組み込み開発の分野に特化した資格試験を受験したい人におすすめなのが、「ETEC(組込み技術者試験制度)」です。この試験は、一般社団法人組込みシステム技術協会が開発、運営しているもので、その名称の通り、組み込みソフトウェア開発エンジニアにとって必要な能力の有無を判定するために役立てられている試験です。試験には、「組込みソフトウェア技術者試験クラス2(エントリレベル)」と、「組込みソフトウェア技術者試験クラス1(ミドルレベル)」があり、年間を通じて受験したい時に受験することができるシステムになっています。 なお、「組込みソフトウェア技術者試験クラス1(ミドルレベル)」を受験するためには、「組込みソフトウェア技術者試験クラス2(エントリレベル)」で800満点中500点以上のスコアを取得している必要があります。ETECは認定試験ではなく判定試験であり、結果は正答率で通知されるので合否の判定はありません。そのため、自分がどの分野に弱いのかを理解し、その後何に力を入れて勉強したらいいのかを見極める助けにもなります。- 組込みシステム技術協会
- ETECは組み込みエンジニアだけでなく学生も試験を受けることができるため就職対策にもなります。
マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)
マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)は、マイクロソフト社製品に関する知識と技術を認定するための試験です。この試験に合格すると、マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)のコミュニティーのメンバーになり、様々なメリットを活用することができるようになります。Windows対応のアプリケーションの操作スキルは、ITエンジニアにとって不可欠なスキルのひとつなので、組み込みエンジニアとしての基礎力をしっかりと固めるのにも役立つでしょう。- Microsoft
- MCPを取得することで能力が証明されるため転職が有利になるため、高いポジションや給与を得ることができます。